ユネスコ登録！鹿児島焼酎「メンドン」の世界挑戦

涼くん、ついにこの日が来たわね。昨年12月に焼酎と日本酒の製造技術「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されたのよ！

そうね。特に今回のニュースでは鹿児島の焼酎に注目が集まっているみたい。 「焼酎王国鹿児島」って呼ばれるほど、鹿児島は焼酎の生産量が日本一なのよ。

ええ。鹿児島県では、今回のユネスコ無形文化遺産登録をきっかけに、焼酎の魅力を国内外に発信する取り組みを強化しているそうよ。

例えば、海外への輸出促進や観光客向けの体験イベントなどが予定されているみたいね。 国内でも、焼酎の製造工程を見学できるツアーや、焼酎に合う料理を提供する飲食店とのタイアップ企画なども考えられているそうよ。

今回の記事では、鹿児島県三島村の公設公営焼酎蔵「みしま焼酎 無垢の蔵」が紹介されているわね。 2018年から焼酎造りを行っていて、「みしま村」と「メンドン」という2つの銘柄の焼酎を製造しているそうよ。

そうなのよ。三島村は、鹿児島県本土から南へ約40kmに位置する、人口150人ほどの小さな村なの。 過疎化が進む中で、村の活性化と雇用創出を目指して焼酎造りを始めたそうよ。

「みしま村」は、サツマイモ「紅乙女」と黒島の軟水を使用した焼酎で、スッキリとした飲み心地が特徴みたいね。 一方、「メンドン」は、硫黄島の火山灰由来の土で育った芋を使用しているそうで、強い香りと甘みが特徴みたい。

ふふふ、良いところに気がついたわね、涼くん。 「メンドン」は、三島村に伝わる伝統的な民謡・踊りの名称から名付けられたそうよ。 力強く、それでいてどこか懐かしい響きを持つ名前よね。

三島村では、ユネスコ無形文化遺産登録を機に、「メンドン」の贈答用として1合瓶を販売する計画があるみたいよ。

そうね。お土産や贈り物として購入しやすいサイズだと思うわ。 パッケージにもこだわり、三島村の自然や文化を感じさせるデザインにすることも検討されているみたい。

「みしま焼酎 無垢の蔵」の杜氏、坂元巧斉さんは、「MISHIMA」というブランド名で世界のコンテストで最高賞を目指すと語っているそうよ。

具体的なコンテスト名までは書かれていなかったけど、世界的に権威のあるコンテストはいくつかあるわ。 例えば、「インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)」や「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SFWSC)」などが有名ね。

今回のユネスコ無形文化遺産登録と、鹿児島県や三島村の焼酎への取り組みは、他の地域や酒蔵にも大きな刺激になると思うわ。

そうね。 伝統を守りながら新しいことにも挑戦していくことで、焼酎業界全体が盛り上がっていくことを期待したいわね。 涼くんも、これを機に色々な焼酎を味わってみてね！