▶ 公式画像への差し替えご希望の法人様はこちら

ルイナール「ドン・ルイナール2013」味わいと熟成秘話

こんにちは!テキエブの鳥山涼です。 こちらのニュースについて、志乃さんと話しました!
個性的な気候が育んだ、ドン・ルイナール 2013の豊かな味わいとは?|Lifestyle|madameFIGARO.jp(フィガロジャポン)

現存最古のシャンパーニュメゾン、ルイナールが誇る最高峰キュヴェ「ドン・ルイナール」の最新ヴィンテージ2013年が発表された。1729年創業のルイナールは、創業者ニコラ・ルイナールの伯父でベネディクト会の高僧ドン・ティエリー・ルイナールに由来する名を冠している。ドン・ルイナールは白ブドウのシャルドネのみを使用したブラン・ド・ブランで、グラン・クリュのコート・デ・ブランとモンターニュ・ド・ランスのシルリー村産シャルドネをブレンドし、硬質さと柔らかさを兼ね備えている。 2013年は冷涼ながら寒すぎず、6月から7月にかけて開花が遅れたため収穫は10月と遅く、フレッシュで生き生きとした酸を持つブドウが得られた。ドン・ルイナールの特徴として、瓶内二次発酵の際に通常の金属製王冠ではなく天然コルクを使用している点が挙げられる。これは熟成期間が長い(最低9年)ため、コルクの方が酸素の侵入量が適切で、複雑で多層的な香りを生み出すためである。 ドン・ルイナール 2013は白い花や柑橘の爽やかさに加え、ジンジャーやシナモンのスパイシーさ、アカシアのハチミツの甘み、トースト香、ヘーゼルナッツや焙煎コーヒーの香ばしさが感じられ、冷涼な年ならではのフレッシュな酸味と海辺の潮風を思わせるミネラル感が特徴。長い余韻が続き、高級ブルゴーニュワインのような奥深さを持つ。寿司との相性も良く、特にアジやサバ、小肌などの光り物や赤貝、トリ貝、アワビなどの貝類と抜群のマリアージュを見せる。 なお、6月15日に最高醸造責任者フレデリック・パナイオティス氏が急逝されたことに深い哀悼の意が表されている。 ルイナールのメールニュースレター登録はこちら:https://www.louinar.com/newsletter (madameFIGARO.jp「個性的な気候が育んだ、ドン・ルイナール 2013の豊かな味わいとは?」より)

ルイナールの歴史と「ドン・ルイナール」キュヴェの由来

葉山志乃

ルイナールは1729年創業のシャンパーニュメゾンで、現存する中で最も古いブランドの一つよ。創業者のニコラ・ルイナールが、その伯父でありベネディクト会の高僧だったドン・ティエリー・ルイナールにちなんで名付けたのが、このメゾンの名前の由来なの。

そして「ドン・ルイナール」は、ルイナールの最高峰キュヴェとして知られているわ。特に白ブドウのシャルドネだけを使ったブラン・ド・ブランで、グラン・クリュのコート・デ・ブランとモンターニュ・ド・ランスのシルリー村産シャルドネをブレンドしているのが特徴ね。

鳥山涼

へえ、そんなに歴史が古いんですね!しかも白ブドウだけで作られているんですか?シャンパーニュって普通は黒ブドウも使うイメージがあったので、ちょっと意外です。

志乃さん、そのブレンドの産地の違いって味にどう影響するんですか?

葉山志乃

いい質問ね。コート・デ・ブランはシャルドネの名産地で、硬質でミネラル感の強いブドウが育つの。一方、モンターニュ・ド・ランスのシルリー村はより柔らかく芳醇なシャルドネが特徴。これらをブレンドすることで、硬質さと柔らかさのバランスが絶妙に取れた味わいになるのよ。

2013年ヴィンテージの気候特徴とブドウの収穫状況

鳥山涼

2013年のヴィンテージはどんな気候だったんですか?それによって味も変わるんですよね?

特に収穫時期が遅れたってニュースにありましたけど、どういうことなんでしょう?

葉山志乃

2013年は冷涼な気候だったけど、寒すぎず、ちょうど良い気温だったの。6月から7月にかけて開花が遅れたため、収穫は例年より遅く10月になったわ。

この遅れが結果的に良い影響を与えていて、ブドウはフレッシュで生き生きとした酸を保ったまま成熟したの。酸味がしっかりしていることはシャンパーニュの品質にとって非常に重要なのよ。

鳥山涼

なるほど、遅い収穫が酸味の良さにつながるんですね。酸味がしっかりしていると、どんな味わいになるんでしょう?

あと、冷涼な年って他にどんな特徴が出るんですか?

葉山志乃

酸味がしっかりしていると、味わいが引き締まり、爽やかでフレッシュな印象になるわ。冷涼な年は、ミネラル感が強く出やすく、海辺の潮風を思わせるようなニュアンスが感じられることもあるのよ。

2013年はまさにそうで、フレッシュな酸味とミネラル感が特徴的なヴィンテージになっているわね。

「ドン・ルイナール 2013」の味わいと香りの特徴解説

葉山志乃

「ドン・ルイナール 2013」は、白い花や柑橘の爽やかさがまず感じられるわね。

さらにジンジャーやシナモンのスパイシーさ、アカシアのハチミツの甘みもあって、トースト香やヘーゼルナッツ、焙煎コーヒーの香ばしさも感じられるの。

鳥山涼

香りがすごく複雑ですね!スパイシーさや甘み、香ばしさまであるなんて、一本でいろんな表情が楽しめそうです。

志乃さん、こういう多層的な香りはどうやって生まれるんですか?

葉山志乃

それは熟成の長さと発酵方法に関係しているの。ドン・ルイナールは最低9年の長期熟成を経ているから、時間をかけて香りが複雑に変化していくのよ。

この長期熟成が、香りの多層性と奥深さを生み出しているの。

瓶内二次発酵に天然コルクを使う理由と熟成への影響

鳥山涼

ニュースで見たんですが、ドン・ルイナールは瓶内二次発酵の際に金属製の王冠ではなく天然コルクを使っているそうですね。これは珍しいですよね?

どうしてそうしているんでしょうか?

葉山志乃

そうね、通常のシャンパーニュは瓶内二次発酵の際に金属製の王冠を使うことが多いわ。でもドン・ルイナールは熟成期間が非常に長いから、酸素の微妙な侵入量をコントロールするために天然コルクを使っているの。

コルクは金属製よりも酸素を適度に通す性質があるため、長期熟成において複雑で多層的な香りを生み出すのに適しているのよ。

鳥山涼

なるほど、酸素の量を調整することで味わいが変わるんですね。コルクを使うことで熟成がより豊かになるとは知りませんでした。

長期熟成のシャンパーニュならではのこだわりですね。

「ドン・ルイナール 2013」と寿司のマリアージュの魅力

葉山志乃

ドン・ルイナール 2013は特に寿司との相性が良いのも特徴よ。白身魚のアジやサバ、小肌などの光り物と抜群のマリアージュを見せるわ。

さらに赤貝やトリ貝、アワビなどの貝類とも相性が良く、シャンパーニュのフレッシュな酸味とミネラル感が魚介の旨味を引き立てるの。

鳥山涼

寿司とシャンパーニュって意外な組み合わせに思えましたけど、そんなに合うんですね!

志乃さん、どうしてシャンパーニュは寿司と合うんでしょう?

葉山志乃

シャンパーニュの特徴であるシャープな酸味と泡の刺激が、魚の脂や旨味をさっぱりと洗い流してくれるのよ。

また、ドン・ルイナールのようにミネラル感があるものは、海の幸の風味と調和しやすいから、寿司とのマリアージュに非常に適しているの。

最高醸造責任者フレデリック・パナイオティス氏への哀悼とその功績

鳥山涼

ニュースによると、6月15日にルイナールの最高醸造責任者フレデリック・パナイオティス氏が急逝されたそうですね。とても残念です。

志乃さん、彼の功績について教えていただけますか?

葉山志乃

パナイオティス氏はルイナールの品質を支え、特に長期熟成と天然コルクの使用など、ドン・ルイナールの独自性を確立した立役者だったわ。

彼の手腕があってこそ、現在の複雑で奥深い味わいが実現しているの。彼の功績はルイナールの歴史に大きく刻まれていると言えるわね。

鳥山涼

そうだったんですね。彼の努力があってこそ、私たちもこうして素晴らしいシャンパーニュを楽しめるんですね。心からご冥福をお祈りします。

ルイナールのメールニュースレター登録方法と最新情報の入手法

葉山志乃

ルイナールの最新情報や新作の発表、イベント情報などを知りたい方には、メールニュースレターの登録がおすすめよ。

公式サイトのこちらのリンクから登録できるわよ:ルイナールのメールニュースレター登録

鳥山涼

ありがとうございます、志乃さん!僕も早速登録してみます。こうした情報を直接受け取れるのは嬉しいですね。

やっぱり専門家の方に教えてもらうと、より楽しみ方が広がります。