金沢「Alembic大野蒸留所」でジンと寿司の新体験

涼くん、ジンと寿司の組み合わせって想像できる？ 最近、世界で注目されているペアリングなのよ。

そうよね、意外に思う人も多いかもしれないわね。でも、ジンの爽やかな香りと味わいが、寿司の繊細な風味を引き立てるってわけ。特に、今回紹介する金沢の「Alembic大野蒸留所」で作られるジンは、その可能性を広げてくれる逸品なのよ。

そうなのよ。彼、お酒にすごく詳しくて、特にジンが好きで有名なの。そんな彼が今回訪問したのが、金沢にある「Alembic大野蒸留所」。イギリスとアメリカの品評会で賞を受賞した実績もある、世界が認める実力派の蒸留所なのよ。

鈴木大河さんは、蒸留所の代表である中川俊彦さんから、ジンの製造過程について説明を受けていたわ。ジンって、ベースとなる蒸留酒に、ジュニパーベリーっていう西洋ネズの果実や、その他色々なボタニカルを加えて香りを付けるお酒なのよ。

そうね、コリアンダーシードとか、アンジェリカルート、レモンピール、オレンジピールなんかがよく使われるわね。このボタニカルの組み合わせによって、ジンの個性は無限に広がるのよ。中川さんは、8種類のボタニカルを使って、柑橘系の爽やかさとカカオのなめらかさを持つ、個性的なジンを作っているそうよ。

中川さん曰く、ジンは「自由な解釈で、作り手の個性を表現しやすいお酒」なんだそうよ。だから、世界中で個性的なジンが続々と誕生しているのね。

「Alembic大野蒸留所」のジンは、柑橘系の爽やかさとカカオのなめらかさっていう、今までにない組み合わせが魅力的よね。どんな風にボタニカルの個性を引き出しているのか、気になるところだわ。

涼くん、ジンの歴史って知ってる？

ふふっ、よく知ってるじゃない。その通りよ。17世紀にオランダで薬用酒として誕生したのが始まりで、その後、イギリスに伝わって、18世紀には「ジン法」が制定されるほど大流行したの。今では世界中で愛飲されているわよね。

で、話を元に戻すけど、「Alembic大野蒸留所」のジンと寿司のペアリングは、まさに新感覚らしいわよ。ジンの爽やかさが魚介の旨味を引き立てて、今までにないマリアージュが楽しめるんだって。

「Alembic大野蒸留所」のように、日本でも個性的な蒸留所が増えてきているわ。日本のジンが世界で認められる日も近いかもしれないわね。