小西酒造「白雪 寛座」江戸古文書由来20年熟成古酒セット

兵庫県伊丹市に拠点を置く小西酒造は、創業から475年の歴史を誇る老舗の日本酒メーカーです。そんな伝統ある蔵元が新たに立ち上げたブランドが「白雪 寛座（しらゆき かんざ）」です。

このブランドは、江戸時代の古文書に基づき、20年熟成の古酒を復刻するという非常にユニークな試みから生まれました。歴史と現代技術の融合が感じられるブランドですね。

『酒永代覚帖』は江戸時代に作られた酒造りに関する古文書で、当時の製法や熟成の知見が記録されています。小西酒造はこの文書をもとに、20年熟成の古酒を復刻したのよ。

この古文書を活用することで、歴史的な味わいを現代に蘇らせることができるのが大きな特徴ね。

このセットの最大の特徴は、20年もの長期熟成を経た古酒を樽ごとに異なる個性を持たせて、アッサンブラージュ（調合）している点です。

アッサンブラージュはワインやウイスキーでもよく使われる技術で、複数の原酒を組み合わせることで味わいのバランスや複雑さを高めることができます。日本酒でこれを行うのは珍しい試みですね。

セットにはバカラ製の特注デカンタが付属しているのも注目ポイントです。バカラは高級クリスタルブランドで、その美しいデザインは所有欲を満たします。

さらに、デカンタージュによって日本酒の香りが広がり、味わいが一層深まる設計になっているの。これはワインの世界でよく知られる技術ですが、日本酒でもこうした効果を狙う動きが増えています。

この記念セットは税込110万円で、限定200セットの販売です。価格は非常に高額ですが、20年熟成の古酒2本とバカラ製デカンタがセットになっていること、そして歴史的価値や希少性を考えれば納得できる部分もあります。

所有すること自体が特別な体験となる、コレクターズアイテム的な価値も大きいですね。

熟成古酒は、開封後もゆっくりと変化していくので、味わいの移り変わりを楽しむのが醍醐味です。ただし、保存は冷暗所で直射日光を避けることが重要です。

また、デカンタージュしてから飲む場合は、香りが開くまで少し時間を置くのがおすすめ。ゆっくりと香りと味わいの変化を楽しんでほしいですね。

近年、熟成酒市場は国内外で注目が高まっています。特に長期熟成による深みや複雑さを求める消費者が増え、アッサンブラージュなどの技術革新も進んでいます。

今回の小西酒造の「白雪 寛座」は、そうしたトレンドの最先端を行く商品と言えるでしょう。業界人としても今後の動向に注目したいですね。

この「白雪 寛座」記念セットは、小西酒造の公式オンラインストアで購入可能です。

また、詳細なプレスリリースはPR TIMESで確認できます。興味のある方はぜひチェックしてみてください。