こんにちは！テキエブの鳥山涼です。
こちらのニュースについて、志乃さんと話しました！
「日本酒への思いも強くなった」旭川農業高生が酒造りを学ぶプロジェクト…5シーズン目は『想い逢い』記念の生酒とともに来年3月販売予定（HBC北海道放送ニュース）｜ｄメニューニュース
北海道旭川農業高校の生徒たちが参加する「旭農高日本酒プロジェクト」は、酒米の栽培からラベルデザイン、商品名の決定、酒造りまで一貫して学びながら日本酒の製品化に取り組んでいます。2021年春に始まったこのプロジェクトは地域活性化と経済効果を目指し、今年で5シーズン目を迎えます。12月20日には旭川市の髙砂酒造を訪れ、杜氏の森本良久さんの指導のもと、蒸米や麹造り、洗米作業、櫂入れなどの酒造り工程を体験しました。参加した生徒の江口敏紀さんは「日本酒への思いが強くなった」と語っています。今シーズンの日本酒は「想い逢い」と名付けられ、2026年3月に販売開始予定で、5周年を記念した数量限定の生酒も発売される予定です。詳細はHBC北海道放送ニュースのサイトで確認できます（https://www.hbc.co.jp/news/）。
旭川農業高校の日本酒プロジェクトとは？
なるほど、酒米の栽培から関わるってすごいですね。普通は酒造メーカーがやることが多いと思うんですが、高校生がそこまでやるのは珍しいんですか？
それに、5年も続いているということは、地域の人たちにも支持されているんでしょうか？
そうね。通常は酒造メーカーが酒米を仕入れて酒造りをするけれど、ここでは生徒が自分たちで酒米を育てるところから始める。だから、酒造りの根本から理解できるのが大きな魅力よ。
地域活性化や経済効果も狙っているから、地元の人たちも注目しているし、5周年を迎えたことでプロジェクトの成果も見えてきたの。
杜氏・森本良久さんの指導のもとで学ぶ酒造り体験
杜氏の森本良久さんが直接指導しているそうですが、杜氏って具体的にどんな役割なんですか？
そして、どんな体験ができるんでしょうか？
杜氏は日本酒の製造全体を統括する職人で、酒造りの技術や品質管理の責任者よ。森本さんは旭川の髙砂酒造で長年経験を積んだベテラン杜氏ね。
生徒たちは蒸米や麹造り、洗米作業、櫂入れなどの工程を実際に体験することで、理論だけでなく実践的な技術も学べるの。この体験が日本酒への理解と愛着を深める重要な機会になっているわ。
なるほど、実際に手を動かすことで、より深く酒造りを理解できるんですね。体験を通じて生徒さんたちの日本酒への思いも変わっていくんでしょうか？
そうよ。参加した生徒の江口敏紀さんも「日本酒への思いが強くなった」と語っているわ。実際に自分の手で酒造りをする経験は、単なる知識以上の感動や責任感を生むの。
それが将来的に日本酒文化の継承にもつながるの。
酒米の栽培からラベルデザインまで一貫して取り組む意義
酒米の栽培からラベルデザインまで、生徒たちが全部やるって、かなり幅広いですよね。どうしてそこまで一貫してやるんでしょう？
酒造りは単なる製造だけじゃなく、商品の魅力を伝えるデザインやネーミングも重要だからよ。生徒たちが全ての工程に関わることで、酒造りの本質を理解し、責任感を持つことができるの。
また、ラベルや商品名を自分たちで決めることで、地域の特色や想いを表現できるし、消費者にもそのストーリーが伝わりやすくなるわ。
なるほど、商品としての完成度を高めるためにも、デザインや名前は大事なんですね。そういう経験は将来の仕事にも役立ちそうです。
そうね。酒造りの技術だけでなく、マーケティングやブランディングの視点も養えるのは貴重な経験よ。これが地域活性化にもつながるから、プロジェクトの意義は大きいわね。
「想い逢い」—5周年記念の生酒とその特徴
今年の日本酒は「想い逢い」という名前で、5周年記念の生酒も出るそうですね。生酒ってどんな特徴があるんですか？
生酒は加熱処理をしていない日本酒で、フレッシュで華やかな香りや味わいが特徴よ。通常の火入れ酒に比べて繊細で、冷蔵保存が必要になるけれど、日本酒本来のフルーティーな味わいを楽しめるの。
「想い逢い」は数量限定で、2026年3月に販売開始予定だから、希少価値も高いわね。
限定生酒はファンにとっては嬉しいですね。どんな味わいか気になります。ラベルや名前にも生徒たちの想いが込められているんでしょうか？
もちろんよ。名前の「想い逢い」には、生徒たちの日本酒への情熱や地域への愛情が込められているの。ラベルデザインも生徒が手掛けているから、商品の背景にあるストーリーを感じながら味わうことができるわね。
参加した生徒の声から見る日本酒への情熱の変化
参加した生徒さんの声も紹介されていますが、どんな変化があったんでしょう？
例えば江口敏紀さんは「日本酒への思いが強くなった」と話しているわ。実際に酒造りを体験することで、単なる飲み物としての日本酒ではなく、文化や技術の結晶としての日本酒を実感できるの。
この体験が将来の進路や日本酒業界への関心にもつながっているのが嬉しいポイントね。
そういう生の声があると、プロジェクトの意義がより伝わりますね。若い世代が日本酒に興味を持つことは業界にとっても大切だと思います。
その通り。若い世代が日本酒文化を理解し、次世代に継承していくことが業界の未来を支えるわ。
地域活性化と経済効果を目指すプロジェクトの社会的意義
このプロジェクトは地域活性化や経済効果も狙っているそうですが、具体的にはどんな効果が期待されているんでしょう？
地元の酒米を使い、地元の酒蔵で醸造し、地元の高校生が関わることで、地域の産業が循環する仕組みができているの。
地域ブランドの強化や観光誘致、地元経済の活性化に寄与することが期待されているわね。
また、若者の地元定着や新たな雇用創出にもつながる可能性があるの。
なるほど、単なる教育プログラムを超えて、地域全体に良い影響を与えているんですね。
そうよ。こうした取り組みは全国的にも注目されていて、他地域のモデルケースにもなり得るわ。
日本酒の基本知識とプロジェクトが教える酒造りの魅力
日本酒の基本的な知識として、酒米や麹の役割について教えてもらえますか？
プロジェクトを通じて学べる酒造りの魅力も知りたいです。
酒米は日本酒の原料となるお米で、普通の食用米とは違い、デンプンの質や粒の大きさが酒造りに適しているの。麹は蒸した米に麹菌を繁殖させたもので、糖化酵素を作り出し、デンプンを糖に変える役割を持つわ。
この糖が酵母によってアルコールに変わるのが日本酒の醸造過程ね。プロジェクトではこうした基本から実践までを学べるから、酒造りの奥深さや繊細さを体感できるのが魅力よ。
なるほど、酒造りは科学と技術の両方が必要なんですね。生徒たちがそれを学べるのはすごいことだと思います。
そうね。知識だけでなく、五感を使って酒造りを体験することで、より深い理解と感動が得られるわ。
今後の展望と業界への影響—若い世代の日本酒文化継承
このプロジェクトの今後の展望や、日本酒業界に与える影響についてはどう考えていますか？
今後も継続して生徒たちが参加し、技術や知識を深めることで、若い世代の日本酒文化の継承に大きく貢献すると思うわ。
また、地域の特性を活かした新しい日本酒ブランドの創出や、業界全体の活性化にもつながる可能性が高いの。
こうした教育と地域連携のモデルは、他の地域や業界にも広がっていくかもしれないわね。
若い人たちが日本酒に興味を持って、実際に関わることで、業界ももっと活気づきそうですね。僕ももっと日本酒について勉強したくなりました。
涼くん、それはいい心がけね。日本酒は奥が深いから、学べば学ぶほど面白くなるわよ。
興味があったら、ぜひHBC北海道放送ニュースのサイトで詳細もチェックしてみて。
旭川農業高校の日本酒プロジェクトは、酒米の栽培から日本酒の製造、ラベルデザインや商品名の決定まで、生徒たちが一貫して関わる取り組みよ。2021年春にスタートして、今年で5シーズン目を迎えているの。
酒造りの全工程を学べる教育プログラムとしては非常に珍しいわね。地域の農業高校が主体となっている点も特徴的で、地元の産業や文化と深く結びついているの。