国債利率12年ぶり1％台、お酒業界への影響と展望

涼くん、財務省が7月3日に発行する10年物国債の利率を12年ぶりに1％台に引き上げたっていうニュース、知ってる？

簡単に言うと、国債の利率が上がると企業が資金調達する際のコストも増えるの。企業は銀行からお金を借りる以外に、国債を発行して資金調達するんだけど、国債の利率が上がると、企業は投資家に対してより高い利息を支払わないといけなくなる。これが企業活動に影響を与える可能性があるのよ。

そうなのよ。今回の1％台という利率は2011年9月以来、約12年ぶりなの。リーマン・ショックや東日本大震災からの復興期を経て、長らく低金利政策が続いてきたんだけど、ここにきて大きく変化したわね。

企業は設備投資や事業拡大を控える可能性が出てくるわ。特に中小企業は資金調達が難しくなる可能性もあるわね。詳しい内容はこちらの記事に書いてあるわ。

そうね…まず、酒造メーカーにとっては、設備投資の抑制や新規事業展開の遅延など、経営判断に影響が出る可能性があるわね。設備の改修や新しいお酒の開発などが、先送りになるかもしれないわ。

そうなる可能性もあるわね。あと、原価高騰の影響を受けているお酒の値上げが、さらに進む可能性もあるわ。輸入に頼っているお酒は、円安の影響も大きいし、今後さらに価格が上がるかもしれないわね。