こんにちは!テキエブの鳥山涼です。
こちらのニュースについて、志乃さんと話しました!
英ディアジオ 受け入れ難い「透明性」の欠如(Lex)
英蒸留酒大手ディアジオの2024年6月期の通期決算が7月30日に公表されました。決算内容によると、ディアジオは世界全体で2020年6月期以来の減収となりました。デブラ・クルー最高経営責任者(CEO)は、この減収を「異例の」消費環境によるものと説明しています。しかし、今後の状況がいつ好転するのかについては、具体的な見通しが示されておらず、透明性に欠けると指摘されています。
ディアジオの2024年6月期通期決算の概要
えーっ、そうなんですか!?ディアジオといえば、ジョニーウォーカーやタリスカー、その他にもたくさんの人気ブランドを抱える巨大企業ですよね? なんで減収になってしまったのでしょうか?
そうね。ディアジオは世界180カ国以上で事業を展開し、世界で最も売れているスコッチウイスキー「ジョニーウォーカー」をはじめ、200以上のブランドポートフォリオを持つ、まさに酒類業界の巨人と言っても過言ではないわ。そんな巨大企業が減収とは、穏やかじゃないわよね…。
何か原因があるはずですよね?詳しく教えてください!
デブラ・クルーCEOのコメントとその背景
ディアジオの最高経営責任者(CEO)であるデブラ・クルー氏は、今回の減収について「異例の」消費環境が原因だと説明しているの。世界的なインフレーションや、ウクライナでの戦争の影響で、消費者の購買意欲が減退していることを指摘しているようね。
なるほど…確かに、最近は物価が上がっていますし、世界情勢も不安定ですから、お酒の消費にも影響が出ているのかもしれませんね。でも、それだけで世界的な巨大企業の業績が傾くものなのでしょうか?
もちろん、それだけが原因とは言い切れないわ。他にも、プレミアム酒の需要減退も指摘されているわ。コロナ禍で在宅時間が増え、家飲み需要が高まったことで、割安な価格帯のお酒の売り上げが伸びたけど、その反動で、高価格帯のプレミアム酒の売れ行きが鈍化している可能性もあるわね。
確かに、一時期はおうちでちょっと贅沢な whisky を…なんてこともありましたが、最近は以前ほどではなくなったかもしれません…。
減収の原因と「異例の」消費環境
そうね。世界的なインフレやウクライナでの戦争の影響で、消費者の懐事情は厳しくなっているわ。その結果、価格に敏感になり、生活必需品以外の支出を減らしていると考えられるわね。特に、お酒は嗜好品である以上、節約の対象になりやすい側面もあるわ。
他に考えられる要因はありますか?
実は、健康志向の高まりも影響している可能性があるわ。世界的に健康志向が高まっており、お酒の摂取量を減らす人が増えていることも、酒類市場全体に影響を与えていると考えられるわ。特に、若い世代の間では、健康への意識の高まりから、禁酒や減酒をする人が増えている傾向にあるの。
確かに、僕の周りでも健康のために禁酒したり、お酒を飲む量を減らしたりする人が増えましたね。
透明性の欠如と業界の反応
ただ、今回の決算発表で問題視されているのは、今後の見通しについて具体的な言及がなかったことなの。クルーCEOは「異例の」消費環境と表現しているものの、いつ状況が好転するのか、具体的な見通しが示されていないのよね。この透明性の欠如に対して、業界関係者からは不安の声が上がっているわ。
確かに、今後の見通しが不透明だと、不安になりますよね…。
そうなのよ。今後の見通しが不透明な中で、ディアジオがどのような戦略でこの難局を乗り切ろうとしているのか、注目が集まっているわ。
今後の動向に注目ですね。情報ありがとうございます!
今後の見通しと業界への影響
ディアジオの業績悪化は、決して対岸の火事ではないわ。世界的な酒類業界のリーダーであるディアジオの減収は、業界全体への警鐘と捉えるべきよ。消費者の嗜好の変化や経済状況などを考慮しながら、各企業は生き残りをかけた戦略を練っていく必要がありそうね。
他の企業も、今回のディアジオの決算を他人事とは思えないということですね…。
そうね。私たちバーテンダーも、常に最新の情報やトレンドをキャッチアップして、お客様に最高のサービスを提供できるように努力し続けなければならないわね。
はい!勉強になりました!ありがとうございます!
涼くん、今回はスコッチウイスキーで有名なディアジオの決算について詳しく見ていきましょう。2024年6月期の通期決算が7月30日に公表されたんだけど、なんと世界全体で2020年6月期以来の減収になったのよ。