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厚岸町営牧場で始まる若牛放牧と乳質向上の挑戦

こんにちは!テキエブの鳥山涼です。 こちらのニュースについて、志乃さんと話しました!
牧草もりもり 若牛育て 厚岸町営牧場で入牧開始

北海道厚岸町の町営牧場は4月20日、生後6〜13カ月の乳牛の受け入れを開始しました。これらの若牛は酪農家からトラックで運ばれ、約1000ヘクタールの広大な放牧地で11月上旬まで育てられます。牧草を豊富に食べさせることで、健康的な成長を促す取り組みです。

北海道厚岸町の町営牧場で若牛の入牧が始まる

葉山志乃

北海道厚岸町の町営牧場が4月20日から、生後6〜13カ月の若い乳牛の受け入れを開始したのをご存知?この若牛たちは酪農家からトラックで運ばれ、約1000ヘクタールという広大な放牧地で11月上旬まで育てられるのよ。

この取り組みは、牧草をたっぷり食べさせて健康的な成長を促すことを目的としているの。放牧による自然な環境での飼育は、牛のストレス軽減や体力向上にもつながるから、乳質向上にも期待が持てるわね。

鳥山涼

へえ、若牛を広い放牧地で育てるんですね。1000ヘクタールってすごく広いですね!涼はまだ牛の育て方について詳しくないんですが、放牧って具体的にどんなメリットがあるんでしょうか?

葉山志乃:若牛の放牧がもたらす健康効果とは?

葉山志乃

涼くん、放牧の最大のメリットは牛が自然に近い環境で過ごせることよ。自由に動き回れることで筋肉が発達し、免疫力も高まるの。さらに、牧草を主体にした食事は消化にも良く、健康的な成長を促すわ。

健康な牛は乳質も良くなる傾向があるから、結果的に美味しい牛乳や乳製品の生産につながるのよ。

鳥山涼

なるほど、健康な牛が良い乳を作るんですね。志乃さん、放牧って牛にとってストレスが少ないんですか?工場的な飼育と比べてどう違うんでしょう?

葉山志乃

そうね、工場的な飼育は効率的だけど、狭いスペースでの飼育は牛にとってストレスがかかりやすいの。放牧は自然の中でのびのびと過ごせるから、ストレスホルモンの分泌が抑えられ、結果的に健康維持に役立つのよ。涼くんもそういう環境で育った牛の乳は味わいが違うって感じるはずよ。

鳥山涼:牧草中心の飼育が乳牛の品質に与える影響

鳥山涼

志乃さん、牧草中心の飼育が乳牛の乳質にどう影響するのか、もう少し詳しく教えてください。例えば、脂肪分や風味に違いが出るんでしょうか?

葉山志乃

いい質問ね。牧草を主食にすることで、牛乳の脂肪酸組成が変わるの。特にオメガ3脂肪酸が増え、健康に良い成分が多く含まれるようになるわ。これが乳の風味にも良い影響を与えて、よりクリーミーでコクのある味わいになるのよ。

また、牧草の種類や季節によっても風味が変わるから、放牧牛乳はその土地の自然を感じられる“テロワール”のような魅力もあるわね。

鳥山涼

へえ、牧草の種類や季節で味が変わるなんて面白いですね。放牧牛乳って、普通の牛乳と比べて市場でどんな評価を受けているんでしょうか?

厚岸町営牧場の広大な放牧地とその特徴

葉山志乃

厚岸町営牧場の放牧地は約1000ヘクタールもあって、これは東京ドーム約210個分に相当する広さよ。広大な土地だからこそ、牛たちは自由に動き回れて、十分な牧草を食べられるの。

この広さは日本の酪農地としてはかなり大きい方で、放牧酪農の理想的な環境を整えていると言えるわね。

鳥山涼

そんなに広いんですね!広いと牛の健康だけじゃなくて、牧草の質も良く保てそうですね。放牧地の管理はどうしているんですか?

葉山志乃

放牧地は定期的に草の生育状況をチェックして、適切な時期に刈り取りや補植を行っているわ。これにより牧草の質を維持し、牛が常に良質な餌を摂れるようにしているのよ。

若牛の成長過程と酪農業界へのメリット

鳥山涼

志乃さん、若牛を放牧で育てることは、酪農業界にどんなメリットがあるんでしょう?成長過程での効果が気になります。

葉山志乃

若牛は生後6〜13カ月の成長期に放牧されることで、骨格や筋肉がしっかりと発達し、健康的な体づくりができるの。これが将来的に乳牛としての生産性向上につながるわ。

健康な若牛は病気に強く、長期間にわたって安定した乳生産が期待できるから、酪農家にとっても経済的なメリットが大きいのよ。

鳥山涼

なるほど、若いうちからの放牧が牛の将来に良い影響を与えるんですね。酪農家さんにとっても長期的に見てプラスになるのは嬉しい話です。

放牧牛乳の味わいと市場での評価について

葉山志乃

放牧牛乳は、牧草の影響で脂肪分の質が良く、味わいも豊かでクリーミーなのが特徴よ。消費者の間でも健康志向の高まりから、放牧牛乳の人気が徐々に高まっているわ。

特にナチュラル志向やオーガニック志向の市場では、放牧牛乳は付加価値の高い商品として評価されているの。

鳥山涼

健康に良い成分が多いだけじゃなくて、味も良いなら放牧牛乳はこれからもっと注目されそうですね。厚岸町の取り組みはそうしたニーズに応える形になっているんですね。

酪農家と町営牧場の連携体制の重要性

鳥山涼

志乃さん、今回の厚岸町の若牛放牧は酪農家さんと町営牧場の連携がカギだと思うんですが、そのあたりはどうなっているんでしょう?

葉山志乃

その通りよ。若牛は酪農家から町営牧場に運ばれて放牧されるけど、成長後はまた酪農家に戻されるの。だから双方の情報共有や健康管理の連携が不可欠なのよ。

こうした連携体制が整うことで、牛の健康管理が徹底され、乳質向上にもつながるの。厚岸町の取り組みは地域全体の酪農振興にとって重要なモデルケースと言えるわね。

鳥山涼

なるほど、地域全体で牛の成長を支える仕組みがあるんですね。これが成功すれば他の地域にも広がりそうです。

余談:日本の放牧酪農の歴史と世界の事例

葉山志乃

ちなみに日本での放牧酪農は、北海道を中心に徐々に広がってきた歴史があるの。海外ではニュージーランドやオーストラリアが放牧酪農の先進国で、広大な土地を活かした自然飼育が主流よ。

日本でもこうした海外の成功例を参考にしつつ、地域の気候や環境に合わせた放牧スタイルが模索されているの。厚岸町の取り組みもその一環ね。

鳥山涼

海外の放牧酪農は聞いたことがありますが、日本でも徐々に広がっているんですね。涼ももっと勉強して、放牧牛乳の魅力を伝えたいです。

今後の展望と厚岸町の酪農振興への期待

鳥山涼

志乃さん、厚岸町のこの若牛放牧の取り組みは今後どんな展望があるんでしょう?

葉山志乃

今後は若牛の健康管理や放牧環境のさらなる改善を進めつつ、放牧牛乳の品質向上とブランド化を目指すことが期待されているわ。

また、地域の酪農家と連携して持続可能な酪農モデルを確立し、厚岸町の酪農振興に貢献することが大きな目標ね。放牧牛乳の魅力を消費者に伝えることで、需要の拡大も期待できるわ。

詳しい情報は厚岸町の公式サイトなどで確認できるから、興味がある人はぜひチェックしてみてね。

鳥山涼

ありがとうございます、志乃さん。涼も放牧牛乳の魅力をもっと知って、SNSで発信していきたいと思います。