こんにちは!テキエブの鳥山涼です。
こちらのニュースについて、志乃さんと話しました!
ウイスキー品評会金賞 60年ぶり製造1本目 明利酒類 茨城・水戸
明利酒類(茨城県水戸市)が約60年ぶりに再開したウイスキー製造の第1弾「高藏 REBORN PLUM WINE CASK FINISH」が、アジア最大級の蒸留酒品評会で金賞を受賞した。加藤喬大常務は、酵母量を3倍に増やし発酵時間を1週間以上に延ばすことでフルーティーな味わいを実現し、同社の「百年梅酒」が染み込んだ樽の原酒を中心にブレンドしたことが評価されたと語る。東京ウイスキー&スピリッツコンペティション洋酒部門には639アイテムが出品され、「高藏 NEW MAKE THE FIRST DROP」も銅賞を獲得した。加藤常務は今後の原酒の成長に期待を寄せ、来夏には「高藏シングルモルト」の発売や茨城県産麦芽を使った「オール茨城」ウイスキーの製造計画を明かしている。受賞酒は茨城県内の酒販店やバーで楽しめる。 【参考URL】 茨城新聞記事:https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16859136012394
- 1 明利酒類が60年ぶりに再開したウイスキー製造の背景とは?
- 2 「高藏 REBORN PLUM WINE CASK FINISH」の特徴と金賞受賞のポイント
- 3 加藤喬大常務が語る発酵技術の工夫と味わいの秘密
- 4 「百年梅酒」樽の原酒を使ったブレンドの魅力を解説
- 5 東京ウイスキー&スピリッツコンペティションでの評価と他受賞作の紹介
- 6 今後の展望:来夏発売予定の「高藏シングルモルト」と「オール茨城」ウイスキー計画
- 7 茨城県産麦芽の活用が示す地域産業との連携とその意義
- 8 受賞ウイスキーの入手方法と楽しめる酒販店・バーの紹介
- 9 ウイスキー製造の基礎知識と今回のニュースが示す業界トレンド
- 10 葉山志乃と鳥山涼の対話で紐解く、明利酒類の挑戦と日本ウイスキーの未来
明利酒類が60年ぶりに再開したウイスキー製造の背景とは?

そうなんですね、志乃さん。60年もウイスキー製造をしていなかったとは驚きです。そんなに長い間やめていた理由は何だったんでしょうか?
そして、なぜ今またウイスキーに挑戦しようと思ったのか、その背景も気になります。

確かに、60年の空白は長いわね。明利酒類は戦後の日本の酒造業界の変遷の中で、ウイスキー製造から一旦撤退していたの。けれど近年のウイスキーブームやクラフトウイスキーの盛り上がりを受けて、再び挑戦する決断をしたのよ。
地域資源を活かしながら、独自の味わいを追求する動きが背景にあるの。特に茨城県産の素材を使った製品開発に力を入れているのも特徴ね。

なるほど、地域の素材を活かすというのは今のトレンドでもありますね。地元の酒販店やバーも盛り上がりそうですし、これからの展開が楽しみです!
「高藏 REBORN PLUM WINE CASK FINISH」の特徴と金賞受賞のポイント

志乃さん、今回の主役である「高藏 REBORN PLUM WINE CASK FINISH」について教えてください。どんなウイスキーなんでしょう?

「高藏 REBORN PLUM WINE CASK FINISH」は、明利酒類が再開したウイスキー製造の第1弾で、特に注目されているのが梅酒の樽でフィニッシュした点ね。
通常のウイスキーとは違い、「百年梅酒」が染み込んだ樽を使うことで、独特のフルーティーで華やかな香りと味わいを実現しているのが特徴よ。

梅酒の樽で仕上げるって珍しいですね。どんな味わいになるんでしょうか?
それに、アジア最大級の蒸留酒品評会で金賞を受賞したというのもすごいです!

そうね、梅酒の樽由来の甘くてフルーティーなニュアンスが、ウイスキーの深みと絶妙にマッチしているわ。加藤喬大常務も発酵工程に工夫を凝らし、酵母量を3倍に増やし発酵時間を1週間以上に延ばすことで、より豊かな味わいを引き出しているの。
この技術的な工夫と独自の樽使いが金賞受賞の大きなポイントだと言えるわね。
加藤喬大常務が語る発酵技術の工夫と味わいの秘密

発酵時間を長くしたり、酵母量を増やしたりすることで、具体的にどんな効果があるんでしょうか?

発酵はウイスキーの味わいの基礎を作る重要な工程よ。酵母が糖分をアルコールに変える過程で、様々な副産物も生まれて、それが香りや味の複雑さに繋がるの。
酵母量を増やすことで発酵が活発になり、発酵時間を長くすることで、より多様な香味成分が生成されるの。結果としてフルーティーで豊かな味わいが実現できるのよ。

なるほど、発酵の段階でそんなに味が変わるんですね。勉強になります!
加藤常務は今後の原酒の成長にも期待しているそうですが、どんな展望があるんでしょうか?

はい、加藤常務は来夏に「高藏シングルモルト」の発売を予定していると話しているわ。さらに、茨城県産の麦芽を使った「オール茨城」ウイスキーの製造計画も進めているのよ。
これは地域の素材を活かし、地元産業と連携した新たなウイスキーづくりの試みで、今後の日本のクラフトウイスキーシーンにおいても注目される動きね。
「百年梅酒」樽の原酒を使ったブレンドの魅力を解説

「百年梅酒」の樽を使うというのは、どういう意味があるんでしょうか?

「百年梅酒」は明利酒類の代表的な商品で、長年熟成された梅酒よ。その樽には梅酒の風味が染み込んでいて、ウイスキーの熟成に使うことで独特の香味が加わるの。
この樽で熟成した原酒を中心にブレンドすることで、通常のウイスキーにはない華やかでフルーティーな味わいが生まれるのが大きな魅力ね。

それは面白いですね。ウイスキーの世界でも樽の種類や前の中身が味に影響するって聞いたことがありますが、梅酒樽は珍しいですよね?

そう、梅酒樽は日本独自の素材を活かしたユニークなアプローチと言えるわ。海外のウイスキーでもシェリー樽やバーボン樽などはよく使われるけど、梅酒樽は日本ならではの個性を出せるのが魅力ね。
これにより日本のウイスキーが持つ多様性と独自性をさらに広げる役割を果たしているわ。
東京ウイスキー&スピリッツコンペティションでの評価と他受賞作の紹介

今回の品評会には639アイテムも出品されたそうですが、「高藏 REBORN PLUM WINE CASK FINISH」は金賞を受賞しましたね。
他にも「高藏 NEW MAKE THE FIRST DROP」が銅賞を獲得したと聞きましたが、これらの評価はどういう意味があるんでしょう?

東京ウイスキー&スピリッツコンペティションはアジア最大級の蒸留酒品評会で、非常に権威のある大会よ。639アイテムの中で金賞を取るのは製品の品質や独自性が高く評価された証拠ね。
「高藏 NEW MAKE THE FIRST DROP」は蒸留直後の原酒で、まだ熟成前の状態だけど銅賞を獲得したのは、原酒のポテンシャルの高さを示しているわ。

原酒の段階で評価されるのは、将来の成長も期待できるということですよね?
これからの熟成でどんな味わいに変わっていくのか、楽しみになります!

その通り。熟成が進むことで味わいが深まり、より複雑で魅力的なウイスキーになる可能性が高いわ。加藤常務もその成長に期待を寄せているのよ。
今後の展望:来夏発売予定の「高藏シングルモルト」と「オール茨城」ウイスキー計画

志乃さん、来夏には「高藏シングルモルト」の発売が予定されているそうですが、シングルモルトの特徴について教えてください。

シングルモルトは単一の蒸留所で作られたモルトウイスキーだけを使った製品のことよ。麦芽100%で作られ、蒸留所の個性が最も色濃く出るスタイルね。
「高藏シングルモルト」は明利酒類の蒸留所の個性と、茨城県産の素材を活かした味わいが期待されているわ。

そして「オール茨城」ウイスキー計画というのは、茨城県産の麦芽を使うということですよね?

そう、麦芽だけでなく水や酵母なども含めて、可能な限り地元の素材を使うという取り組みよ。これは地域の農業や産業と連携し、地産地消の価値を高める動きでもあるの。
地域の特色を活かしたウイスキーづくりは、消費者にも新鮮な魅力を提供できるし、地域経済の活性化にも繋がるわね。
茨城県産麦芽の活用が示す地域産業との連携とその意義

茨城県産の麦芽を使うことは、どんな意味があるんでしょうか?

麦芽はウイスキーの味わいに大きく影響する重要な原料よ。地元産の麦芽を使うことで、地域の農業を支援し、地元の素材の魅力をウイスキーに反映できるの。
地域産業との連携は、持続可能な酒造りや地域活性化の観点からも非常に意義深いわね。

なるほど、単に素材を使うだけでなく、地域全体を盛り上げる取り組みなんですね。
これからの日本のウイスキー業界にとっても、こうした動きは大切だと思います。

そうね。特にクラフトウイスキーの潮流の中で、地域性や個性を打ち出すことがブランド価値を高める鍵になっているわ。
明利酒類の挑戦は、その先駆けとして注目されるべき動きだと言えるわね。
受賞ウイスキーの入手方法と楽しめる酒販店・バーの紹介

今回の受賞ウイスキーはどこで手に入れられるんでしょうか?

受賞した「高藏 REBORN PLUM WINE CASK FINISH」は、茨城県内の酒販店やバーで楽しむことができるわ。地域密着型の販売戦略を取っているのね。
詳しくは茨城新聞の記事(こちら)で紹介されているから、興味がある人はチェックしてみるといいわ。

地元の酒販店やバーで味わえるのは嬉しいですね。地域の方も誇りに思うでしょうし、訪れる楽しみも増えます。
僕も茨城に行く機会があれば、ぜひ試してみたいです!

ぜひね。こうした地域限定のウイスキーは、現地で味わうことでより深く楽しめるわ。涼くんもその時は案内するわよ。
ウイスキー製造の基礎知識と今回のニュースが示す業界トレンド

志乃さん、今回のニュースを踏まえて、ウイスキー製造の基礎的なポイントを教えてもらえますか?

もちろん。ウイスキー製造は大きく分けて、発酵、蒸留、熟成の3つの工程があるわ。発酵でアルコールと香味成分を作り、蒸留でアルコール度数を高め、熟成で味わいを深めていくの。
今回の明利酒類の挑戦は、発酵技術の工夫や独自の樽使いなど、伝統に新しい技術やアイデアを融合させている点が今のクラフトウイスキー業界のトレンドを象徴しているわね。

つまり、伝統を守りつつも新しい挑戦をすることで、独自の個性を打ち出しているということですね。
それが今の日本のウイスキー業界の盛り上がりにも繋がっているんですね。

その通り。日本のウイスキーは世界的にも評価が高まっているけれど、こうした地域密着型の挑戦がさらに多様性を生み出し、業界全体の発展に寄与しているのよ。
葉山志乃と鳥山涼の対話で紐解く、明利酒類の挑戦と日本ウイスキーの未来

志乃さん、今回の明利酒類の挑戦は日本のウイスキー業界にどんな影響を与えると思いますか?

明利酒類のように、長い歴史を持ちながら新たな挑戦をする企業が増えることは、日本のウイスキーの多様性と魅力をさらに高めるわ。
特に地域資源を活かしたクラフトウイスキーの流れは、世界市場でも注目されているし、今後の日本ウイスキーの未来を切り拓く重要な要素よ。

僕も今回のニュースを通じて、ウイスキーの奥深さや地域とのつながりの大切さを学びました。
これからもこうした新しい動きを追いかけて、皆さんにわかりやすく伝えていきたいです。

涼くん、その意欲は素晴らしいわ。お酒の世界は奥が深いけれど、好奇心を持って学び続けることが何より大切よ。
これからも一緒に日本のウイスキーの魅力を発信していきましょうね。
明利酒類が約60年ぶりにウイスキー製造を再開したというニュースは、業界にとって非常に興味深いわね。長いブランクを経ての復活は、企業の挑戦と地域の酒文化の再興を感じさせるわ。
涼くん、明利酒類は茨城県水戸市に拠点を置く酒造会社で、これまで主に梅酒やリキュールで知られていたの。今回のウイスキー製造再開は、彼らの新たな事業展開の一環でもあるのよ。