こんにちは！テキエブの鳥山涼です。
こちらのニュースについて、志乃さんと話しました！
40年前のシャンパーニュ地方に酷似した風土で造った英国産スパークリングワイン４種発売【フィラディス】 | フードファン！ | FOOD FUN！
ワインインポーターのフィラディス（神奈川・横浜、石田大八朗社長）は、イギリス南部オックスフォードシャーにあるスパークリングワイン生産者Hundred Hills（ハンドレッド・ヒルズ）の正規代理店となり、2025年6月6日に4種類の英国産スパークリングワインを発売しました。ハンドレッド・ヒルズの畑は40年前のシャンパーニュ地方に酷似した冷涼な気候とチョーク質土壌を持ち、長いハングタイム（100～120日以上）でブドウが健康的に成熟。1haあたりの収量は60hlに抑え、高品質なワイン造りを実現しています。自然な醸造を追求し、「モダン・クラフト」と呼ばれる現代的職人技で繊細な果汁の風味を最大限に引き出しています。 ワイナリーは2012年にスティーブン・ダケット氏と妻フィオナさんが設立。ヴィンテージ・シャンパーニュ愛好家であった二人が、イングリッシュ・スパークリングワインの品質に感銘を受けたことが設立のきっかけです。 日本で発売される4種は以下の通りです。 ・2019 Preamble No.2（ピノ・ノワール54％、シャルドネ46％、瓶熟35カ月、希望小売価格税別1万円） リンゴ、ネクタリン、パイナップルの果実味にバニラやハチミツの複雑な余韻。 ・2019 Blanc de Blancs（シャルドネ100％、瓶熟36カ月、希望小売価格税別1万3200円） レモンの皮やユズの風味、潮風のようなミネラル感とナッツの旨味が調和。 ・2019 Blanc de Noirs（ピノ・ノワール100％、瓶熟30カ月、希望小売価格税別1万4500円） ブラッドオレンジの力強い風味と熟したピノ・ノワールの丸みある味わい。 ・2018 Signature Rose（ピノ・ノワール80％、シャルドネ20％、瓶熟18カ月、希望小売価格税別1万円） 赤い果実やバラのアロマ、夏の木イチゴやラズベリーの豊潤な味わい。 詳細はフィラディスの公式発表およびFOOD FUN！の記事をご参照ください。 https://foodfun.jp/news/2025/06/11/40years-champagne-like-climate-uk-sparkling-wine/
英国産スパークリングワイン「Hundred Hills」とは？
志乃さん、イギリスのスパークリングワインってあまり馴染みがなかったんですが、そんなにこだわりがあるんですね。自然な醸造って具体的にはどういうことなんでしょう？
良い質問ね。自然な醸造とは、添加物を極力使わず、ブドウ本来の味わいを生かす方法のこと。Hundred Hillsは「モダン・クラフト」と呼ばれる技術で、果汁の繊細な風味を最大限に引き出しているの。これが彼らのワインの個性を際立たせているわ。
シャンパーニュ地方に酷似したオックスフォードシャーの風土解説
志乃さん、Hundred Hillsの畑はシャンパーニュ地方に似ているって聞きましたけど、どんな気候や土壌なんですか？
そうね。オックスフォードシャーの畑は40年前のシャンパーニュ地方に酷似した冷涼な気候とチョーク質の土壌を持っているの。これがブドウの健康的な成熟と繊細な味わいの形成に大きく寄与しているわ。
特に冷涼な気候はブドウの酸味を保ちつつ、長いハングタイム（100～120日以上）を可能にしているの。これが果実味の複雑さやバランスの良さに繋がっているのよ。
なるほど、シャンパーニュと似た環境だからこそ、英国でも高品質なスパークリングが作れるんですね。土壌のチョーク質っていうのも初めて聞きました。
チョーク質土壌は石灰分が多く、水はけが良いのが特徴。これがブドウの根を深く張らせ、ミネラル感豊かな味わいを生み出すの。シャンパーニュの名産地も同じ土壌だから、Hundred Hillsのワインに似たミネラル感が感じられるのよ。
「モダン・クラフト」醸造法の特徴とこだわり
志乃さん、「モダン・クラフト」って言葉が出てきましたけど、これはどんな醸造法なんですか？
「モダン・クラフト」とは、伝統的な技術に現代的な職人技を融合させた醸造法のこと。Hundred Hillsは自然な発酵を重視し、化学的な介入を最小限に抑えているわ。
この方法により、ブドウ本来の繊細な果汁の風味が最大限に引き出されるのが特徴ね。
自然な発酵って、ワインの味にどんな影響があるんでしょう？
自然発酵は、酵母が自然に存在するものを使うことで、より複雑で豊かな香りや味わいが生まれるの。人工的な酵母を使うと均一で安定した味になるけど、自然発酵はその年の気候や畑の個性が反映されやすいのよ。
設立者スティーブン・ダケット夫妻の背景とワイナリー設立の経緯
志乃さん、ワイナリーの設立者であるスティーブン・ダケットさん夫妻について教えてください。
スティーブン・ダケット氏と妻のフィオナさんはヴィンテージ・シャンパーニュの愛好家だったの。彼らがイングリッシュ・スパークリングワインの品質に感銘を受けたことが、2012年にHundred Hillsを設立するきっかけになったのよ。
シャンパーニュ愛好家の視点から、英国の気候と土壌の可能性を見出し、高品質なスパークリングを目指したのが特徴ね。
なるほど、愛好家だからこそ品質にこだわりが強いんですね。だからこそ自然な醸造や長期熟成にも力を入れているんでしょうか？
その通り。彼らの情熱がワイナリーの哲学や製品の質にしっかり反映されているわ。
日本で発売される4種類のスパークリングワイン詳細と味わいの違い
志乃さん、日本で発売される4種類のHundred Hillsのスパークリングワインについて教えてください。
はい。4種類とも2018年から2019年のヴィンテージで、各々に特徴があるわ。
まず、2019 Preamble No.2はピノ・ノワール54％、シャルドネ46％のブレンドで、瓶熟35カ月。リンゴやネクタリン、パイナップルの果実味にバニラやハチミツの複雑な余韻が楽しめるの。
次に2019 Blanc de Blancsはシャルドネ100％で瓶熟36カ月。レモンの皮やユズの風味、潮風のようなミネラル感とナッツの旨味が調和しているわ。
2019 Blanc de Noirsはピノ・ノワール100％で瓶熟30カ月。ブラッドオレンジの力強い風味と熟したピノ・ノワールの丸みある味わいが特徴よ。
最後に2018 Signature Roseはピノ・ノワール80％、シャルドネ20％で瓶熟18カ月。赤い果実やバラのアロマ、夏の木イチゴやラズベリーの豊潤な味わいが楽しめるわ。
それぞれ個性がはっきりしていて、選ぶ楽しみがありますね。価格帯も1万円前後と高級感がありますが、どんなシーンに合いそうですか？
そうね、特別な日の乾杯やギフトにぴったり。特に食事と合わせるなら、果実味やミネラル感が料理の味を引き立ててくれるわ。詳しくはフィラディスの公式発表やFOOD FUN！の記事（こちら）を参考にしてみて。
長期瓶熟成がもたらす味わいの深みと品質の秘密
志乃さん、Hundred Hillsのワインは瓶熟成期間が30カ月以上のものが多いですね。長期瓶熟成はどんな効果があるんでしょう？
瓶熟成はスパークリングワインの味わいを深める重要な工程よ。長期間瓶内で熟成させることで、泡の細かさやクリーミーさが増し、香りも複雑になるの。
Hundred Hillsは30カ月以上の瓶熟成を行い、果実味と熟成香のバランスを絶妙に整えているのが品質の秘密ね。
そうすると、飲んだ時の口当たりや余韻もより豊かになるんですね。長期熟成のワインはやっぱり特別感があります。
その通り。長期瓶熟成は手間も時間もかかるけれど、その分だけ味わいに深みが出て、飲み手に感動を与えるのよ。
英国産スパークリングワイン市場の現状と今後の展望
志乃さん、英国産スパークリングワインの市場は今どんな状況なんでしょうか？
英国産スパークリングワインはここ数年で急速に注目を集めているわ。気候変動や技術革新により、英国の冷涼な気候がスパークリングワインの生産に適していることが再評価されているのよ。
品質の向上とともに、世界的にも評価が高まっているから、今後の市場拡大が期待されているわね。
なるほど、シャンパーニュに匹敵する品質を目指す英国産スパークリングが増えれば、選択肢も広がって楽しみが増えそうです。
そうね。消費者の好みも多様化しているから、英国産の個性的なスパークリングは新しい風を吹き込む存在になるわ。
フィラディスの正規代理店契約と日本市場への影響
志乃さん、今回フィラディスがHundred Hillsの正規代理店になったことは、日本市場にどんな影響を与えそうですか？
フィラディスは日本のワインインポーターとして信頼が厚いから、Hundred Hillsの品質を正しく伝え、適切に市場に展開できる強みがあるわ。
これにより、英国産スパークリングワインの認知度が上がり、専門店やバーでの取り扱いも増える可能性が高いのよ。
なるほど、専門家の手によって良いワインが広まるのは嬉しいですね。僕も友達に紹介しやすくなります。
ええ、正しい情報と品質管理があってこそ、消費者の信頼も得られるの。だからインポーターの役割はとても重要よ。
葉山志乃と鳥山涼が語る、英国スパークリングの魅力と楽しみ方
志乃さん、最後にHundred Hillsのような英国産スパークリングワインの魅力と、楽しみ方のポイントを教えてください。
英国産スパークリングの魅力は、シャンパーニュに似た気候と土壌から生まれる繊細でミネラル感豊かな味わいにあるわ。しかも、自然な醸造と長期熟成で個性がしっかり感じられるの。
楽しみ方としては、まずはそのまま味わって、果実味や熟成香をじっくり感じてほしいわね。食事と合わせるなら、魚介類や軽めの肉料理、ナッツやチーズとも相性が良いわよ。
ありがとうございます。僕もこれから英国スパークリングの魅力をもっと伝えていきたいです。志乃さんの解説でますます興味が湧きました！
涼くん、そう言ってもらえて嬉しいわ。これからも一緒に新しいお酒の世界を探求していきましょうね。
今回日本に新たに上陸した「Hundred Hills（ハンドレッド・ヒルズ）」は、イギリス南部オックスフォードシャーにあるスパークリングワインの生産者よ。2012年にスティーブン・ダケット氏と妻のフィオナさんが設立したワイナリーで、英国産スパークリングワインの品質向上に情熱を注いでいるの。
英国産のスパークリングワインは近年注目度が高まっているけれど、Hundred Hillsは特に自然な醸造と繊細な果汁の風味を大切にしている点が特徴的ね。