▶ 公式画像への差し替えご希望の法人様はこちら

ワインエキスパート二次試験のテイスティング練習法|独学で不足しやすい5点

ボトルを隠し、同じグラス、タイマー、選択式の記録用紙を使って自宅でブラインドテイスティングを練習する受験者
ボトルを隠し、同じグラス、タイマー、選択式の記録用紙を使って自宅でブラインドテイスティングを練習する受験者

広告:この記事にはアフィリエイトリンクを含みます。

二次試験の独学で不足しやすいのは、ワインの本数より、条件を揃え、選択肢で記録し、項目別に採点して次回へ直す工程です。1回45分で回せる練習手順に分けます。

情報確認日:2026年8月5日

先に結論:独学で不足しやすい5点

  • 毎回グラス、温度、量、時間が違い、比較条件が揃っていない。
  • 自由な感想だけを書き、本番で使う選択肢と結び付けていない。
  • 正解した品種名だけを見て、どの観察項目で失点したか採点していない。
  • 似たタイプを同時に並べず、記憶だけで差を判断している。
  • 誤答の原因を次回の一本へ反映せず、同じ間違いを繰り返している。

二次試験対策は「飲んだ本数」ではなく反復工程を作る

日本ソムリエ協会の2026年度案内では、ワインエキスパート第二次試験は9月28日、内容はテイスティング、試験時間は50分です。独学で準備する場合、銘柄を多く飲むことより、限られた時間で観察し、選択し、記録し、採点後に修正する工程を毎回同じにする必要があります。

最初から品種を当てることだけを目標にすると、外観や香りの選択肢で何を見落としたかが残りません。品種・産地・収穫年の結論と、その前に積み上げた観察項目を分けて採点します。

ソムリエ受験者:テイスティング練習には共通点がありますが、第二次試験の論述と第三次試験のサービス実技は別に準備してください。

最初に揃える練習環境

  • 同じ形のグラス:比較するワインで形状差を作らない。
  • 温度と量:毎回おおよその条件を揃え、記録に残す。
  • 無地のボトルカバー:ラベル、瓶形、キャップから答えを推測しない。
  • 本番に寄せた選択肢:自由記述とは別に、選んだ項目を残す。
  • タイマーと筆記具:観察から見直しまで一続きで測る。
  • 吐器と水:飲み切らず、複数試料でも判断を保てるようにする。

専用器具を増やす前に、同じ条件を再現できるか確認します。グラスの種類を増やすより、同じグラスを必要数揃える方が比較には向きます。

独学で不足しやすい5点と直し方

一度に全部直さず、直近の答案で最も失点が大きい工程から一つ選びます。
不足する工程 起きること 今回の修正 次回の完了条件
1. 条件を揃える 日ごとの印象差を品種差だと誤認 同じグラス・温度・量・順序で並べる 別のワインでも同じ準備を再現できる
2. 選択肢で記録 感想は残るが試験答案へ変換できない 観察した事実と選んだ語を分ける 迷った選択肢を後から特定できる
3. 項目別に採点 品種が外れると全部失敗に見える 外観・香り・味わい・結論・時間に分ける 最大の失点工程を一つ選べる
4. 同時比較 前日の記憶と比べて差が曖昧 似たタイプを同時に2〜4点並べる 差を観察項目で説明できる
5. 次回へ修正 同じ銘柄の答えだけ覚える 誤答した軸を別銘柄で再検証 同じ判断軸で誤答が減ったか測れる

1回45分の練習例

次は公式カリキュラムではなく、自宅練習を止めずに回すための一例です。試料数と経験に合わせて調整し、定期的に本番の50分で全工程を通します。

長時間の飲み比べを月1回行うより、採点まで完了する短い反復を週内に置きます。
時間 作業 残すもの
0〜5分 グラス、温度、試料、用紙、タイマーを準備 日付、条件、試料記号
5〜25分 外観、香り、味わい、結論を順に選択 最初の答案と迷った項目
25〜35分 模範解答または解説で項目別に採点 失点を5工程へ分類
35〜45分 原因を一文にし、次回の比較を決定 次に比べる2タイプと完了条件

採点後は、誤答を5分類する

たとえば品種を外しても、酸、タンニン、アルコール、樽香などの観察が合っていれば、次に直す場所は結論の絞り方です。反対に品種が偶然当たっても、途中の選択が不安定なら再現性はありません。

  1. 観察:色調、香り、酸、甘味、タンニンなどを捉えられなかった。
  2. 選択肢:感じた要素を答案の語へ変換できなかった。
  3. 比較:似た品種・産地・熟成の差を切り分けられなかった。
  4. 時間:一項目に留まり、最後の見直しまで終わらなかった。
  5. 再現性:同じ判断を別銘柄で繰り返せなかった。
二次試験形式のテイスティング答案を採点し、誤答を5分類して次の比較練習を決める手元
練習後は正解した品種数だけで終えず、失点を観察・選択肢・比較・時間・再現性に分け、次回に一つだけ持ち越します。写真は復習工程のイメージです。

比較セットは「違いを一つ」に絞る

白と赤を無作為に多く並べるより、一回の比較で検証する差を一つにします。同品種で気候や熟成を変える、酸の出方が近い別品種を並べる、樽の有無を比べるなど、答え合わせ後に判断軸を説明できる組合せにします。

迷い 比較する考え方 見る順序
冷涼・温暖の違い 同品種で産地や成熟度を変える 外観、香りの熟度、酸、アルコール
樽の有無 同品種・近い産地で熟成方法を変える 色調、香ばしさ、質感、余韻
香りが似る白品種 酸と果実の熟度が異なる組合せ 第一印象、酸、ボディ、結論
赤のタンニン 渋味の量と質が異なる組合せ 外観、香り、タンニン、アルコール
その他酒類 原料・製法・色調ごとに小群へ分ける 色、香りの強さ、甘味、原料・製法

銘柄名や出題予想を暗記するより、未知の試料でも同じ順序で判断できる状態を目指します。特定の品種が出ると断定する非公式情報へ練習を寄せすぎないようにします。

小瓶・フルボトル・対面講座の使い分け

方法 向く状況 弱点 確認すること
小瓶配送 複数タイプを同条件で少量比較したい 到着・容量・保存に左右される 本数、容量、配送日、解説、送料
フルボトル 仲間と分担でき、再試行したい 費用、開栓後の管理、飲み残し 分担人数、保存、模範解答
市販ワインを自分で選ぶ 選定根拠を作れ、入手しやすい 比較軸がずれることがある 品種、産地、熟成、価格帯を一度に変えすぎない
対面講座・模試 自分の表現と手順をその場で直してほしい 日程、会場、交通費 試飲内容、採点、質問、振替
オンライン講座 配送と解説、録画を自宅で組みたい 録画をためやすい 配信日、視聴期限、質問、受取

2026年の段階別講座と料金は、ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策講座の比較で整理しています。

練習記録は1枚で完結させる

  • 日付、試料記号、温度、グラス、所要時間。
  • 最初に選んだ外観・香り・味わい・結論。
  • 模範解答との差と、迷った二択。
  • 失点分類を一つ。複数ある場合も最優先を丸で囲む。
  • 次回に比較する組合せと、できたと判断する条件。

「もっと香りを覚える」のような抽象的な反省では、次の行動が決まりません。「樽香の有無を外したため、次回は同品種の樽あり・なしを同温度で比較し、外観と酸も合わせて記録する」のように、一回で確認できる形へ変えます。

飲酒量と体調を練習量にしない

テイスティングは飲み切る必要がありません。吐器と水を用意し、体調、服薬、運転予定に合わせて中止・延期します。20歳未満は飲酒できません。妊娠中・授乳期、治療中、飲酒を控えるよう指示されている場合は、医師など専門家の指示を優先してください。

直前期に一度に多く試すより、判断が崩れる前に採点と復習まで終える方が記録を比較できます。香水、強い料理の香り、睡眠不足など、判断へ影響した条件も短く残します。

よくある質問

毎週何本飲めば合格できますか?

日本ソムリエ協会は、練習本数と合格の関係を示していません。本数を一律に決めず、同条件の比較、項目別採点、次回への修正を完了できる量に絞ります。

品種を当てられないと意味がありませんか?

品種の結論は重要ですが、途中の観察と選択肢を分けて採点すると、改善する場所が分かります。偶然の正解より、別銘柄で同じ判断を再現できるかを確認します。

一人ではブラインドにできません

家族や学習仲間にボトルを覆って順番を変えてもらう、小瓶へ記号だけを付けてもらう方法があります。難しければ、内容を知らずに受け取れる配送教材や模試を使います。

一次試験前から始めるべきですか?

一次の知識学習を優先しながら、週1回だけ準備から記録まで通しておくと、通過後に比較と模試へ移りやすくなります。試験日は資格比較ページでも確認できます。

参照した公式情報

料金・日程・受験資格は変更されるため、申込み前に各公式ページで最新情報を確認してください。

本記事は各運営者と資格団体の公式情報を照合し、確認できる事実と選択基準を分けています。詳しくは編集方針をご覧ください。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。