カクテルの種類一覧|定番をベース別・スタイル別にわかりやすく整理
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。この記事は、カクテルの種類と名前の整理に役立つ解説です。
カクテルの種類を知りたい方が最初に戸惑うのは、分類の仕方が一つではないことです。ジンベース、ウォッカベースのようにベースで分ける方法もあれば、ショート、ロング、サワー、ハイボールのようにスタイルで分ける方法もあります。ここが曖昧なままだと、定番の名前を覚えても知識がつながりません。
全体像から入りたい方は カクテルとは?完全ガイド を先に読むと理解しやすいです。この記事では、バーでも家飲みでも迷いにくいように、種類を整理するための基本軸と定番の名前を絞ってまとめます。
定番カクテル12種類の比較表へ:材料・味わい・炭酸の有無から、飲みたい一杯を探せます。
目次
カクテルの種類は何で分けるのか
カクテルの種類を整理するなら、次の三つを分けて考えると混乱しません。
- ベーススピリッツで分ける
- 飲み口や役割で分ける
- 作り方で分ける
この三つは同時に成立します。たとえば、ネグローニは ジンベース であり、ショート寄りで、ステア系のカクテルです。モヒートは ラムベース であり、ロングで、ビルドとマドルを組み合わせるカクテルです。
ベーススピリッツ別の種類
ベース別の分類は、最も実用的です。バーでも家庭でも、何ベースが好きかを自覚すると選びやすくなります。
ジンベース
ハーブ、ジュニパー、柑橘の香りが立ちやすく、辛口にも華やかにも振れます。
代表例: ジントニック、ドライマティーニ、ネグローニ、ジンフィズ、フレンチ75
ウォッカベース
中性的で副材料を邪魔しにくく、果汁、コーヒー、スパイス、トマトなど幅広い素材と合います。
代表例: モスコミュール、コスモポリタン、エスプレッソマティーニ、ブラッディメアリー、ブラックルシアン
ラムベース
砂糖きび由来のやわらかい甘さがあり、爽快系からトロピカル系まで広いです。
代表例: ダイキリ、モヒート、キューバリブレ、ピニャコラーダ、ヘミングウェイスペシャル
テキーラベース
アガベの青さや土っぽさがあり、ライム、塩、グレープフルーツと相性がよいです。
代表例: マルガリータ、トミーズマルガリータ、パローマ、テキーラサンライズ
ウイスキーベース
穀物感、樽由来の香り、苦味や甘味との相性のよさが強みです。
代表例: オールドファッションド、マンハッタン、ウイスキーサワー、ブールヴァルディエ、アイリッシュコーヒー
ワイン・スパークリングベース
軽快で食前向きのものが多く、アルコール感を強く出しすぎません。
代表例: ミモザ、ベリーニ、キール、キールロワイヤル
スタイル別の種類
名前を覚えるより先に、飲み口で覚える方法です。味の方向がわかるので、初心者に向いています。
ショートカクテル
容量は少なめで、輪郭が強く、冷たさと香りを短時間で楽しみます。
代表例: ドライマティーニ、マンハッタン、コスモポリタン、ダイキリ
ロングカクテル
容量が多く、炭酸や果汁、ミキサーが入ることが多いスタイルです。
代表例: ジントニック、モヒート、モスコミュール、パローマ、ハイボール
サワー
蒸留酒に酸味と甘味を合わせる構造です。構造が明快で、家でも再現しやすい分類です。
代表例: ダイキリ、マルガリータ、ウイスキーサワー、サイドカー
ハイボール
蒸留酒に炭酸系ミキサーを合わせる長いスタイルです。軽快で食中向きになりやすいです。
代表例: ハイボール、キューバリブレ、パローマ、モスコミュール
アペリティフ向き
食前向きで、苦味や香りの立ち方を楽しむ系統です。
代表例: ネグローニ、アメリカーノ、スプリッツ系
デザート・アフターディナー向き
甘味、コーヒー、クリーム、熟成感が前に出やすい系統です。
代表例: エスプレッソマティーニ、アイリッシュコーヒー、ホワイトルシアン
技法別の種類
技法でも、味の印象はかなり変わります。
| 技法 | 特徴 | 代表例 |
|---|---|---|
| ビルド | 炭酸や軽快さを生かしやすい | ジントニック、パローマ、モスコミュール |
| ステア | 透明感と滑らかさが出やすい | マティーニ、マンハッタン、ネグローニ |
| シェーク | 果汁やシロップの一体感が出やすい | マルガリータ、ダイキリ、ウイスキーサワー |
| マドル | ハーブや果実の香りを前に出す | モヒート |
| ブレンド | 冷たさと質感を強く出す | ピニャコラーダ、フローズン系 |
作り方を詳しく見たい場合は カクテルの作り方基本ガイド をご覧ください。
初心者が最初に覚えたい名前一覧
定番カクテルを、主な材料・味わい・炭酸の有無で比べられる一覧です。味わいは材料から整理した目安で、銘柄や配合、お店によって変わります。
表は横にスクロールできます。カクテル名からIBAの材料・レシピを確認できます。
| カクテル | ベースのお酒 | 主な副材料 | 味わいの目安 | 炭酸 |
|---|---|---|---|---|
| ドライマティーニ | ジン | ドライベルモット | 甘さを抑えたハーブの香り | なし |
| オールドファッションド | ウイスキー | 砂糖、ビターズ | 樽の香りと砂糖の丸み | なし |
| ネグローニ | ジン | カンパリ、スイートベルモット | 苦味と甘味、ハーブの香り | なし |
| ダイキリ | ラム | ライム、砂糖 | ライムの酸味と甘味 | なし |
| マルガリータ | テキーラ | オレンジリキュール、ライム、塩 | 柑橘の酸味と塩味 | なし |
| モヒート | ラム | ライム、ミント、砂糖、炭酸水 | ミントの香りと甘酸っぱさ | あり |
| モスコミュール | ウォッカ | ライム、ジンジャービア | しょうがの風味と酸味 | あり |
| コスモポリタン | シトラスウォッカ | オレンジリキュール、ライム、クランベリー | 果実の甘酸っぱさ | なし |
| ウイスキーサワー | ウイスキー | レモン、シロップ(卵白は任意) | レモンの酸味とウイスキーのコク | なし |
| パローマ | テキーラ | ライム、塩、グレープフルーツソーダ | 柑橘の酸味とほろ苦さ | あり |
| ミモザ | スパークリングワイン | オレンジジュース | オレンジの甘酸っぱさ | あり |
| ベリーニ | プロセッコ | 白桃ピューレ | 桃の香りと果実の甘味 | あり |
ミントの香りと炭酸を楽しむならモヒート、しょうがの風味ならモスコミュール、苦味ならネグローニが候補です。炭酸を避けたいときはダイキリやマルガリータなどを選べます。甘さや飲みやすさだけではアルコールの強さは判断できないので、注文時には好みの強さも伝えましょう。
味から絞りたい方は初心者向けカクテルの選び方へ、強さを確かめたい方はカクテルの度数の目安へ進めます。
材料確認:IBA公式レシピ(各カクテル名のリンク)。確認日:2026年9月9日。
種類の覚え方
種類を効率よく覚えるなら、次の順番がおすすめです。
1. まずベースで覚える
ジン系が好きか、ラム系が好きかを知るだけでも選びやすくなります。
2. 次にスタイルで覚える
ショートが好きか、ロングが好きか、サワーが好きかを把握します。
3. 最後に名前をつなぐ
ドライマティーニは ジン+ショート+ステア、モヒートは ラム+ロング+マドル+炭酸 のように、名前を構造に結びつけます。
この順で覚えると、似たカクテル同士の違いも整理しやすくなります。
あわせて読みたいカクテルの記事
まず全体像を知りたい方は カクテルとは?種類・作り方・度数・楽しみ方まで完全ガイド をご覧ください。
よくある質問
カクテルの種類は何種類くらいありますか
厳密な総数は決めにくいです。定番の公式リストだけでも多数あり、そこに地域差、時代差、ツイスト、創作レシピが加わるため、数え切れません。
初心者はベース別とスタイル別のどちらで覚えるべきですか
最初はベース別が実用的です。そのうえで、ショートかロングか、サワーかハイボールかというスタイルを重ねると整理しやすくなります。
ハイボールはカクテルですか
一般にはカクテルとして扱って差し支えありません。蒸留酒と炭酸系ミキサーを組み合わせた、非常に基本的なロングカクテルの一種です。
サワーとショートは同じ意味ですか
同じではありません。サワーは構造、ショートは提供スタイルを示します。ダイキリやマルガリータはサワー構造で、提供としてはショート寄りです。
一番覚えやすい定番は何ですか
ジントニック、モスコミュール、ダイキリ、マルガリータ、オールドファッションド、ネグローニあたりが入口としてわかりやすいです。
まとめ
カクテルの種類は、名前を一列に並べても覚えにくいものです。
整理の基本は、次の三つです。
- ベーススピリッツで分ける
- スタイルで分ける
- 技法で分ける
この三つを重ねるだけで、ネグローニやマルガリータの位置づけがはっきり見えるようになります。次に進むなら、カクテルの作り方基本ガイド と 初心者におすすめのカクテル を読むと、知識が実際の注文や家飲みに結びつきやすくなります。
関連ページ
- カクテルとは?完全ガイド
- カクテルの作り方基本ガイド
- カクテルの度数と強さ
- 初心者におすすめのカクテル
- ジンベースカクテル一覧
- ウォッカベースカクテル一覧
- ラムベースカクテル一覧
- テキーラベースカクテル一覧
- ウイスキーベースカクテル一覧
参考情報・出典
最終確認日: 2026-04-21







