もちきび焼酎「渡名喜島」製造再開と地域活性化

あら、涼くんにしては珍しいお酒ね。もちきびを使った焼酎でしょ？

2020年に製造が始まったんだけど、コロナ禍で製造中止になってたのよね。それがこの度、製造再開が決まったっていうニュースよ。

ええ、2025年1月の出荷を目標に、米島酒造ってとこが製造を再開するみたいよ。

「渡名喜島」は、もちきびの甘みと爽やかな飲み口が特徴で、製造には手間がかかるお酒なの。特に温度管理が重要らしいわ。

そうね、一般的な米焼酎や麦焼酎とはまた違った味わいがあるわ。

もちきび由来のほのかな甘みと香ばしさがあって、後味はスッキリとしているのが特徴ね。

ロックや水割りで飲むと、その風味がより引き立つわよ。

米島酒造は、沖縄県久米島にある老舗の泡盛メーカーよ。

「久米仙」っていう銘柄が有名なんだけど、近年は新しい試みとして、この「渡名喜島」を開発したみたいね。

実は、渡名喜島は、かつてもちきびの生産が盛んだった島なのよ。

でも、時代の流れとともに生産量が減ってしまって…。

そこで、村おこしの一環として、特産品であるもちきびを使った焼酎造りを米島酒造に持ちかけたのが始まりらしいわ。

そうね…でも、再開を望む声が多かったみたいだし、こうして製造再開が決まって本当に良かったわ。

琉球新報の記事によると、米島酒造の田場社長は「渡名喜島と久米島の環境が似ていることから、今回の再開を通じて両島を盛り上げたい」と述べているそうよ。

どちらも沖縄本島から少し離れた離島で、温暖な気候と豊かな自然に恵まれているの。

特に、水質が焼酎造りに適しているみたいね。

そうね。渡名喜村の上地課長も、「島民全員が楽しみにしていた製造再開を喜び、今後はより多くの人に届けられるようにしたい」と話しているそうよ。

「渡名喜島」が、沖縄を代表する焼酎の一つとして、全国に広まっていくことを期待したいわね！