キリンビールが2024年4月から「一番搾り」や「氷結」などの価格を5～12％引き上げると発表しました。原材料や物流費の高騰が背景にあり、他のメーカーも追随する可能性があります。消費者は購買頻度を減らすか、安価な商品に切り替える動きが予想されます。今後は高価格帯と低価格帯の二極化が進むと見られ、家飲み需要の高まりも考えられます。

和歌山県橋本市に新たに誕生した「神野々麦酒醸造所」は、無ろ過ビールを提供する注目のクラフトビール醸造所です。天然温泉施設「ゆの里」で醸造されるこのビールは、ミネラル豊富な水を使用し、酵母が生きたまま瓶詰めされるため、濃厚でフルーティーな味わいが楽しめます。地元の素材を活かしたビールや地域イベントの開催も期待され、和歌山の新たな魅力として注目されています。

「ベルギービールウィークエンド2024」が12月11日から15日まで新宿で開催されます。72種類のベルギービールと伝統料理が楽しめ、クリスマスムードを先取りできます。限定ビール「Boutiqueビール」や、ベルギーの醸造所からのゲストによるトークイベントも見逃せません。さらに、DelReYの高級チョコレートとのペアリング体験や「グーデン・カロルス クリスマス」マグナムボトルが当たるキャンペーンも実施されます。

鳥取県赤碕町で開催される「鳴り石の浜フェスタ」では、個性豊かなクラフトビールの飲み比べが楽しめます。小規模なブルワリーが手掛けるビールは、フルーティーなものから苦味の強いものまで多彩で、地域活性化にも寄与します。クラフトビールのトレンドとしては、IPAやフルーツビール、サワービールが人気を集めています。イベントを通じて新たなビールファンが増えることが期待されます。

セブンイレブンから新たに登場した「エールズ」は、サントリーが製造する麦芽100%のビールで、爽やかな香りと軽やかな飲み口が特徴です。価格は198円と手頃で、東北から四国まで広く販売されています。サントリーの技術を活かし、プレミアム・モルツに似た香りを持ちながらも、デイリービールとしての位置づけを目指しています。この新商品は、コンビニビールの新たな可能性を示すものとして注目されています。

「そらとしば by よなよなエール」が、北海道日本ハムファイターズの選手が使用した折れたバットを再利用し、クラフトビール「そらとしば シーズナル10」を製造しました。バットの香りを水蒸気蒸留で抽出し、ウイスキーオークチップと共にビールに加えることで、ウッドと麦の香りが調和した複雑な味わいを実現。SDGsの観点からも注目されるこの取り組みは、ビール業界に新たな風を吹き込みそうです。

海老名市で廃棄されるイチゴを活用したお酒が注目を集めています。食品ロス削減と地域資源の有効活用を目的としたこの取り組みは、地元のバーテンダーや酒販店からも期待されています。イチゴの甘酸っぱさを生かした独自の味わいが楽しめるこのお酒は、地域経済の活性化にも寄与する可能性があります。他地域でも同様の取り組みが広がることが期待されます。

サッポロビールが年末年始に向けて、アーティスト秋山雅貴とコラボした「福ヱビス」を数量限定で発売します。富士山と梅の花をモチーフにしたデザインが特徴で、12月3日から全国で販売開始。さらに、渋谷とYEBISU BREWERY TOKYOで「福ヱビス ART GALLERY」も開催され、アートとビールの融合を楽しめます。業界では限定デザインが人気を集め、新たな顧客層の獲得が期待されています。

西日本鉄道とあおぞらブルワリーがコラボし、福岡の新ランドマーク「ONE FUKUOKA BLDG.」の開業を記念したクラフトビール「ONE craft」を発表しました。この「SESSION IPA」は、アルコール度数4.5%で飲みやすく、5種類のホップを使用した複雑な味わいが特徴です。販売は2025年1月から開始され、福岡のビール文化をさらに盛り上げることが期待されています。

トカチクラフトの福島健太氏が立ち上げた「THE BEER TOKACHI」は、十勝産のクラフトビールを豊富に取り揃え、地域の文化創りや食の活気を目指しています。地元農家と連携し、ビールに合う食材を開発するなど、地域を巻き込んだ活動が注目されています。このような地域密着型のクラフトビール専門店は、業界全体を盛り上げる可能性を秘めており、今後の展開が期待されます。